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ECも直営店も整備したのに、なぜ売上が伸びないのか」
これは、ある老舗食品会社の事例から見えた、非常に本質的な問いです。 対象企業は、国産原料・昔ながらの製法・無添加にこだわる食品メーカー。 BtoBは堅調で、DtoC向けには直営店とECサイトを展開していました。 • 直営店:1日80名来店 • EC:月3,000人弱が訪問、CVR*約2% • しかしEC売上は年間300万円ほど • 直営店では他社オーガニック商品の売上が自社商品の4倍 販売チャネルは揃っているのに、成果が伸びない。 その理由は「価値の伝わり方」にありました。 1. “無添加の価値”が顧客の文脈に届いていない 企業の強みは「無添加」「昔ながらの製法」。 しかし、健康志向の顧客にとって無添加は“当たり前”になりつつあります。 ECでは差別化理由が伝わりにくく、 直営店では来店目的である「オーガニック野菜」の影に隠れてしまう。 つまり、 企業が伝えたい価値と、顧客が求める価値の文脈がズレていた ということです。 2. 購入を後押しする“体験”が不足している 直営店で自社商品の購入率は2割弱。 ECもCVRは悪くないのに、訪問者数が伸びない。 これは、 「興味はあるが、買う決め手がない」 状態です。 • EC:製造工程の動画、メディア掲載、従業員の想いなど“安心を補う情報”が必要 • 直営店:オーガニック米との試食など、“食卓を想像できる体験”が必要 五感で理解できる体験が、購買の壁を越えさせます。 3. マネジメントの意図が現場に届いていない 直営店で他社商品が4倍売れる背景には、 現場が「売りやすい商品」を優先してしまう構造があります。 本来、直営店は自社ブランドを伝える場。 しかし、売上目標だけが強調されると、現場は他社商品を勧めてしまう。 必要なのは次の2つです。 • 目的の共有:「私たちは自社商品の価値を伝えるアンバサダーである」 • 評価指標の見直し:売上だけでなく、自社商品の販売比率や説明回数を評価する 現場が“自社商品を売りやすい環境”を整えることが不可欠です。 4.価値をつなぎ直すことが、DtoC成長の第一歩 ECも直営店も整備されているのに売れないのは、チャネルの問題ではなく、 価値が顧客に届く仕組みが不足しているからです。 • 顧客が求める価値 • 企業が提供する価値 • マネジメントの意図 • 現場の行動 これらをつなぎ直すことで、DtoC販売は大きく伸びていきます。 *CVR:WEBサイトにアクセスした人のうち、会員登録や資料請求、商品購入などの成果(=コンバージョン)に至った人の割合を表す指標のこと、コンバージョン率
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「うちは中小企業だから、サイバー攻撃の心配はない」
「銀行からの電話だと思ったら詐欺だった」
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