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中小企業診断士試験合格者として思うこと

中小企業こそ必要な内部統制:ニデック事例が示した危うい組織構

10/2/2026

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1.組織を蝕む「トップ依存」と「職務分離の欠如」

ニデック(旧日本電産)が公表した内部統制改善計画を見ると、
創業者の意向が過度に優先される企業風土
が、組織本来のチェック機能を弱めていたことが指摘されています。

特に海外子会社では、
 • 権限と責任が一人に集中していた
 • 牽制機能が十分に働かなかった
といった、典型的な「職務分離の欠如」が背景にあったと考えられます。
内部統制は制度の問題であると同時に、
人と組織の力学が大きく影響する
ことを示す事例です。

2.理想は「4つの目の原則」、現実は「社長の目」

私自身の経験でも、重要な業務は必ず複数人で確認する
「4つの目の原則」
を徹底していました。

しかし、中小企業では人員が限られ、教科書通りの職務分離を実現するのは簡単ではありません。
とはいえ、小規模企業では不正やミスが即座に資金繰りへ影響し、最終的には必ず経営者の知るところとなります。
であれば、後から知るのではなく、
最初から「社長が見える仕組み」をつくる
ほうが合理的です。

3.明日からできる「最も簡単なデジタル統制」

高額なシステムは必要ありません。
PDFと電子メールだけで、十分に統制は機能します。
 • 申請:担当者が請求書PDFに電子印を押し、社長へメール送信
 • 承認:社長が内容を確認し、承認印をPDFに上書きして返信

これだけで、
 • いつ
 • 誰が
 • 何を確認したか
という証跡が、メールログとPDFの更新履歴として自然に残ります。
仕組みがあることで、意図せず不正に巻き込まれることへの心理的ブレーキも働きます。

4.最後に:数字を「良く見せる誘惑」とどう向き合うか

ニデック、オルツ、グレーステクノロジー社などの事例に共通するのは、
「現実より良く見せたい」という経営上の誘惑 です。
しかし、経理上の不正は遅かれ早かれ必ず発覚します。
政府が進める「100億宣言」などの成長支援策も、内部統制が伴わなければ、むしろリスクを高めかねません。
大切なのは、
メール1本から始める「正直な経営」を仕組みとして残すこと。
それこそが、マーケットや取引先からの信頼を守る、最も確実な方法ではないでしょうか。
0 コメント



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    執筆者

    imwz経営サポート代表
    伊藤安彦
    不定期ですが、頑張ってアップします。
    ​

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