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中小企業診断士試験合格者として思うこと

鉄オタに学ぶ~中小企業が生き残る“ニッチ戦略”の極意

10/12/2025

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かつて“マニアックな愛好家”扱いされていた鉄道ファン(鉄オタ)は、今や鉄道会社にとって「高収益をもたらす“最強の上顧客”」となりました。
この変化の裏にある「ファンを味方につける」戦略は、経営資源が限られた中小企業こそ学ぶべき逆転の発想です。

1. ターゲットの再定義:「単なる一般乗客」から「最強のファン」へ

鉄道会社は、価格に敏感な一般客ではなく、熱狂ファンに焦点を切り替えました。
• 一般客: 価格に敏感(安価な移動手段を求める)。
• 熱狂ファン: 価格に鈍感(熱意のあるものには高額を支払う)。
   希少性や体験価値に喜んでお金を払い、高利益率の特別収入と強い口コミによる宣伝効果をもたらします。

2. 提供価値の転換:「モノ」ではなく「物語と体験」を売る

売るものを「列車」から「物語」と「体験」へと転換しました。
• 廃止予定の車両・路線を「負債」ではなく「最後の勇姿」や「歴史のレガシー」として商品化。
• 車両基地など普段立ち入れない場所を「非日常の冒険体験」として開放。

【中小企業への教訓】 あなたの会社の「古くて当たり前」のものが、誰かにとっては「特別な歴史」や「限定体験」に化けるかもしれません。

3. ニッチ戦略を成功させる3つの鉄則

鉄則①:まずは“コアなファン”を見つける
すべての人ではなく、「異常なほどの愛を持つ人」に注目しましょう。彼らは...
• 最強のテスター:マニアックな意見で製品の質を極限まで高めます。
• 最強の広報マン:熱量ある口コミが、広告費ゼロで一般層を惹きつけます。

鉄則②:“余っているもの”こそが宝の山
お金をかけず、今ある資源の価値を再定義します。
既存資産                鉄道会社の例                       中小企業への転換例
使わないモノ      廃止予定の車両       旧型機材の部品、試作品
見せない場所      車両基地の裏側                         工場内部の製作工程、デザイナーのラフスケッチ
終わるノウハウ  引退が近いベテランの技術     熟練工の限定ワークショップ、秘伝レシピの公開

鉄則③:「特別な理由」で単価を上げる
ファンは高額でも「特別な理由」があれば購買します。
• 例:「限定50個、社長が一つ一つ手作業で磨き上げた逸品」
• 例:「創業者の思いを聞きながら商品を作る体験ツアー」
熱狂する少数に刺さる商品こそが、持続的な利益を生むのです。

結び
​

中小企業は資金力では大企業に勝てませんが、「想い・物語・限定性」を武器に、熱烈に応援してくれる少数を大切にすれば生き残れます。



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    執筆者

    imwz経営サポート代表
    伊藤安彦
    不定期ですが、頑張ってアップします。
    ​

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