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中小企業診断士として思うこと

なぜ「顧客が組み込まれるように囲い込む」のは難しいのか

30/4/2026

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本年4月10日と同月20日の2回の記事では、
顧客の視点から見た「組み込み」と、
企業の視点から見た「囲い込み」を扱ってきました。

この二つは、実は同じ構造の表裏です。
しかし、相反する要素を同時に満たす必要があるため、
実践するのは非常に難しい戦略でもあります。

① 囲い込みだけでは、必ず嫌われる

• 契約で縛る
• データを人質に取る
• 解約しづらくする

これらは短期的には効果があります。

しかし中長期的には、
不満・不信・離脱予備軍
を確実に増やしていきます。

② 組み込みだけでは、戦略にならない

• たまたま便利
• なんとなく使われている

この状態は再現性がなく、競合が現れた瞬間に簡単に崩れます。
「自然に選ばれている」だけでは、守れないのです。

成功の鍵は「設計された自然さ」

成功している企業がやっているのは、
顧客に不自由さを感じさせないまま、
逃げにくい構造を意図的に設計することです。

Apple、VHS、Netflix。
これらに共通するのは、
この“高度なバランス”を実現している点です。

明確な分かれ道

実務の現場で見ると、分かれ道ははっきりしています。
❌ うまくいかない囲い込み
• 「継続契約にしてください」
• 「最低◯年縛りです」
• 「今やめると損ですよ」

⭕ うまくいく組み込み設計
• 業務フローの一部になる
• 意思決定の前提になる
• 情報・人脈・判断軸を提供する

顧客は、
「縛られている」とは感じず、
「ここにいるのが自然だ」と感じます。

中小企業が狙うべき、現実的なステップ

重要なのは、最初から完璧を狙わないことです。
現実的には、

1. 単発 → 継続
2. 継続 → 依存(良い意味で)
3. 依存 → 習慣

この段階設計で十分です。

ひと言で言うなら

囲い込もうとした瞬間に失敗し、
組み込もうと設計した結果、囲い込まれる。
この視点を忘れなければ、
価格競争とは別の土俵で戦えるようになります。

0 コメント



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    執筆者

    imwz経営サポート代表
    伊藤安彦
    不定期ですが、頑張ってアップします。
    ​

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